カスタマー平均評価: 4.5
ご子息ならではの迫真の証言 クリストファー W.A.スピルマン(シュピルマン)氏による父シュピルマンの人間像の数々。父シュピルマンがいかに深い傷を心に負ったまま生涯を終えたか、温かい筆致の向こう側から痛々しいほど感じられる。これが日本語で記述された事…スピルマン氏の卓抜した語学力にも驚嘆。日本で出版された父シュピルマンの回想録の解説(事実誤認部分)も修正、シュピルマンの実像に迫る最も“正確”な一冊と言える。
「戦場のピアニスト」に感銘を受けたなら 「戦場のピアニスト」の著者ウワディスワフ・シュピルマンの長男、クリストファー・スピルマン氏が、亡き父を偲んで書いたエッセイ。同じ姓なのに(Szpilman)、カタカナ表記が父は”シュピルマン”、息子は”スピルマン”になっているのは、父親が本と映画で”シュピルマン”として有名になるずっと前から、クリストファー氏が日本に在住し、”スピルマン”の名で学者として活動してきた…という事情による。本書も翻訳本ではなく、スピルマン氏が日本語で書いたものである。 戦後のシュピルマンは、結婚して子供もでき、おおむね平穏で幸せな人生を送った模様。少なくとも、特段の不幸(精神をひどく病む、貧困にあえぐ、共産主義政権に迫害される等)はなかったようで、何よりである。だが、さすがにホロコーストの体験が、ずっとトラウマになっていたようだ。たとえば、幼い息子の身を案じるあまり、自転車や海水浴を問答無用で禁止する、ケガをして帰宅した息子を逆上して殴る等、異様に偏狭で神経質な側面があったという。 著者は、そのような”普通じゃない”父親に、若干のわだかまりを抱いていた。だが、父はナチスに家族を根こそぎ奪われたため、新たに得た家族だけは何としても失いたくないと思い詰めていたのだ…と最近になって察し、せつない気持ちで昔を思い出しているという。 「戦場のピアニスト」の後日談として興味深いのはもちろん、普遍的な親子の葛藤のドラマとしても、しみじみとした味わいがある。本であれ映画であれ「戦場のピアニスト」に感銘を受けたなら、読んで絶対損はない。
ある家族の物語 a?"a??a? ̄a?§a??e??a'3a・±a??a?¨a??a?≫a??a?§a??a??a?¨a?a??a??a??a?a?|ao?a,-a?≪c??a,?a°?a?≪aR¶a-?a?'a\aa??a??a??e'-e...a?Rc?¶a??a?a?|a??a?a?ca?Ra??a??a?≪e?aa??a?RaR¶a-?a?'a??a??a,?a?'a?|a??a?£a??a?Ra??a?¨a??a??a?"a?¨a??a?a-?a? ̄a?§a??a??e'-e...a?Rc?Ra?'e?a?-a?|ea?a??a??a?|a??a??a??a? a??c"≫a?a?|a?'a?Ra?"a?¢a??a?1a??a?a?Ra??a??a?'a?|a??a??a??a?≪a?,a??a?'a??a??a?¨a? ̄a?a??a??a?§a??a?Ra??a?Ra?"e¨"a?'a°?a?°a?-a??a??a?Ra??a??a?≪a?aR¶a-?a?≪a? ̄a?≫a?¨a?"a?cea?a??a?aa??a?£a??c?¶a??a?a?"a?"a??a?Ra,-a?§a?|a??a,-a?Ra?"e¨"a?¨a?ca?Ra??a??a?≪a?'a??a??a??a?£a?|a??a??a?Ra??a? a??a?-a?|a??a??a?ae?,e!"aR¶a?§a??a?£a??c?¶a?¨a? ̄a-?a?Re'?e-?a??a?"a?Ra?¬a?≪a? ̄e¨?a??a??a?|a??a??a??a?a??a?Re'-e...a??a-\a?¬a?≪e-¢a??a??a??a・±a??a?"a?¨i??a-\a?¬e?'a≫£a"?a2≫a?a?3a?2a?'c?"cc¶a??a??a-|e...i??a?'c?\a??a?¨a?aooe-"a?Rc,?a? ̄a,?a?e-°a??a?aa??a?£a?|a??a??a??a?≪a? ̄a??a??a??a??a??a?"a?a??a??a?e'-e...a??e?'a?\a??a≫£a?'a??a??a?£a??a?|a??a??a??a?ca?3a??a?Ra-|c"?a??a?!a?Ra§?a-?a?aa?ca??e¨?a??a??a?|a!??a??a?e??a'3a・±a??ao?aR?a?'a?oa??a?-a??a?"a?¨a??a?§a??a??a?§a?-a??a??a? a?±a'?a?Ra?a??a??a??a\μa?±a?Ra-\a?¬a?≪a??a?c§?a??a?!a?≪a?a??a??a??a?Ra?oa?\ao?a??a?ca?Ra??a??a?≪e-¢a??a??a??a?Ra??e¨a??aooa??a??a??a??a??a?-a??a??a??a?"a??a?c'?60a1'a??a?≪a-\a?¬a??a??a§?a?≪a?|ao?a?'a?"e¨"a?-a?c§?a??a?!a?Rc\-a...?a?≪a? ̄aR¶a-?a?'a??a?-a?aa?£a??aooa...a??a?°a??a??a??a?aa??a?≫a?ca??a??a??a?'a?§a?a??a?"a?aa?"a?¨a?'e?a??a?aa??a??ea-a??a??a??a?¨a?a??a??a??a?£a??a??a??a?≪a??a??a?£a?|a??a??a?§a?-a??a??a?a??a?-a?|a??a?Ra?|ao?a?§c"?a??aR?a?£a??aooa...a??c§?a??a?!a?Rc\-a...?a?§a??a??a?a??a??a??a??a?aa?'a??a?°c§?a??a?!a??a??a?aa??a?¨a??a??ao?aR?a?'e?a??a??a?¨a?a?aa?≪a??a,?a?e-°a?aa??a??a??a?-a??a??a?
ホーゼンフェルト大尉を正しく理解するために 著者は映画「戦場のピアニスト」の主人公ウワディスワフ・シュピルマンの実子。現在は福岡に住み、九州大学等で日本近代政治思想史を教えている著者が、父の思い出や映画について綴ったエッセイです。2003年9月に出版されました。
あの映画を東京で見たときに、ドイツ語のやりとりの場面に付された日本語字幕に首をかしげたことがありました。ドイツ兵が皆、虐待対象のユダヤ人に向かってDu(お前)というぞんざいな言葉で呼びかけている中、ただ一人ホーゼンフェルト大尉だけはシュピルマンにSie(あなた)と敬語を使っています。しかし日本語の字幕ではこうした差異が示されず、大尉までがシュピルマンに高圧的に「お前呼ばわり」しているように訳されていました。これではホーゼンフェルト大尉の人柄が正しく伝わらないのではないかという懸念から、映画のDVD版「戦場のピアニスト [DVD]」のレビュー(2003/05/05付け)で指摘と提言をしたことがあります。
私が感じたのと全く同じことを子息のスピルマン氏がこの著書の中で書いています。
「ドイツ人将校はシュピルマンに対して敬語で話しかけているのだ。実はこれはささいなことのようだが、とても重要なことなのだ。ユダヤ人として追われる立場の男に、敬語で話しかけるドイツ人将校。そのことひとつからも彼の人間性がよくわかる。
ところが、日本語字幕ではそのニュアンスが消されてしまっている。」(105頁)
氏によれば、ホーゼンフェルト大尉はもともと高校教諭で、戦時中もナチスの政策に疑問をもち、数多くのユダヤ人を組織的に救出していたらしいとのことです。
ですから映画の中で大尉がシュピルマンに話しかける際のドイツ語敬語のニュアンスが日本語字幕に反映されなかったのはきわめて残念です。ドイツ語の分からない多くの日本人に大尉の人柄を誤って伝えたあの日本語字幕の罪は小さくないといえます。
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